タチケンのとりくみ
ATTEMPT
あめにわづくり

タチケンは、2017年より九州産業大学と産学連携をし、「いえづくり・まちづくりの要素技術の開発」について研究開発に取り組んでいます。
その一つに「あめにわ」があります。
「あめにわ」とは、敷地内のアスファルトや屋根に降った雨を集めて、一時的に溜めたり浸透させたりするお庭のことです。
近年のゲリラ豪雨は、一気に河川に流れ込んだ雨が氾濫を起こす水害が起こっています。あめにわは、このような水害を抑制することが出来ます。
また、あめにわから蒸発する水によって、ヒートアイランド現象の抑制にも期待できます。
タチケンあめにわ
TACHIKEN RAIN GARDEN
屋根に降った雨を樋から山のあめにわへ取り込みます。
山のあめにわから海のあめにわへ流し、浸透しきれなかった雨が公共の側溝へと流れるしくみ

※グーグルマップより

立花山をイメージした
『山のあめにわ』

新宮海岸をイメージした
『海のあめにわ』

九州産業大学と産学連携し、学生さんによる調査の結果
雨庭を造る前と後での蓄雨係数(※1)が上がっていることがわかっており、外の側溝へ流れた出た雨水は年に数回という結果も出ています。
※蓄雨係数とは、降雨に対して、浸透、蒸発散および貯留等により敷地から流出させない能力を表す値

地域の方々と一緒にあめにわづくり

作成当初のあめにわ

降雨時のみの水やりだけで育った
現在の雨庭
米作り

かつては田んぼだった耕作放棄地を再生して「米づくり」をしています。
2021年から始めた米作り。今では、川には海老やホタルも生息するようになり、確実に昔の生態系が戻ってきています。
毎年、この水田で地元の立花小学校の5年生が、稲作授業で「田植え」「稲刈り」「脱穀」を体験しています。
田んぼ再生まで

耕作放棄地

田ん ぼに改良中

田んぼ再生
稲作授業の様子

田植え

稲刈り・脱穀

竹炊飯体験による食育